2008年03月19日

オフィスで仲間と机を並べることのメリット

最近では、SOHOスタイルで仕事をしている人が少なくありません。PCやソフトの高性能化によってオフィスツールはどんどん省スペース化が実現し、インターネット環境の整備によって、いつ、どこからでもメールなどで通信を行うことが可能となっているためです。会社においても、スタッフがバラバラの場所で働く、分散型の組織も増えていくかもしれません。もはや、仲間同士で机を並べて仕事をする会社のあり方には、意味がなくなってしまったのでしょうか。

かつて、ある工場で社会心理学の実験が行われました。それは、工場における職場環境と作業効率の関係を探ろうとした試みで、照明を明るくすると作業効率が上がり、暗くすると作業効率が下がるだろうという予測のもと、行われた実験でした。ところがその結果は当初の予想に反し、照明を暗くても作業効率が上がってしまったのだそうです。

なぜ、照明を暗くしたにもかかわらず、作業効率が上がったのか――それは、工員たちが実験のために観察されていたからだったのです。彼らは他人から注目を浴びていることを強く意識したために、仕事に対するやる気が高まり、照明が暗くなるという職場環境の悪化にもかかわらず、作業効率が高まってしまったのだと考えられました。

これと同じような経験は、子どものころにあるのではないでしょうか。小学生のころを思い出してみてください。授業中、先生が教室を見回っているときに、自分の机のところで立ち止まり、勉強する様子をじっと見つめてきた・・・なんて経験はありませんでしたか? そしてそんなときは、なぜかいつも以上にやる気を見せたくなったということ、ありませんか? 人は他人から注目をされていると思うと、やる気を出したくなる心理が働くものなのです。

一人で仕事をしていると、あまりやる気が湧かないといったときに、なかなか打開策が見つからないもの。しかし仲間と机を並べたオフィスであれば、他人の目や仲間からの声がけなどによって、やる気を取り戻しやすくなるわけです。どんなに通信環境が整っても、やはり仲間同士が集まって仕事をするほうが、モチベーションを維持しやすいということなのですね。
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2008年02月15日

作業時間と仕事の質の関係

朝会社について、1日の仕事の予定を立てます。しかし1日が終わったときに、予定していた仕事をすべて終えることができなかった・・・ということ、ありませんか? これは、予定していた作業にかかる時間の見積もりを間違えていたために生じた事態です。

人は多くの場合、自分の能力を過大評価しがちだといいます。1時間でできると思っていた作業が、実際には1時間15〜20分かかってしまった・・・なんてことは、ざらにあるのではないでしょうか。作業計画を狂わせないためには1時間でできると思った仕事は、少なくともその3割増の1時間20分で見積もっておくのが現実的というわけなのです。

反対に、やる気と集中力が高まり、予定していた時間よりも早く作業が終わるということもあると思います。もしくは、その作業にあてていた時間に余裕がありすぎて、時間があまってしまうという場合もあるでしょう。じつは予定していた作業時間をあまらせることも、仕事効率を低下させてしまうことにつながるのだそうです。

気合と集中で仕事を素早く処理できたあとというのは、緊張感がなくなってしまうものです。それまで張り詰めていた分、ダラリとさぼりたくもなってしまうでしょう。そうしていったん緊張が解けてしまうと、ふたたび気合いを入れるのには相当苦労するものですよね。結果的に、そのあとの作業効率は停滞してしまうことになるのです。

ここに、面白い実験結果があります。学生にレポートを書かせる実験なのですが、それぞれの学生がレポートを書く際にどのような計画を立て、どのように取り組んだのかを調べたのです。すると、レポートの成績がよかったのは、レポートにかける時間の見積もりと実際の作業時間がほぼ変わらない学生でした。必ずしも、レポートに取り組む時間が長ければ成績がいい、というわけではなかったのです。

どうやら仕事は、早く処理しすぎても、ダラダラと遅くまで時間をかけて処理しても、なかなかクオリティは上がらないようです。見積もった作業時間をきっちり使いこなして仕事をする、ある意味で“マイペース”であることが大切なようですね。
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2008年02月07日

女性が占いを信じる理由

もうすぐバレンタインデー。意中の人に想いを伝える、一世一代のチャンスの日です。この日の作戦を立てるために、占いラッキーカラーやラッキーアイテム、ラッキースポットなどをチェックしている・・・なんて女性も多いのではないでしょうか。

それにしても、女性はとにかく占いが大好きです。「占いが好きじゃない」という女性を探すのは、おそらく大変なことでしょう。対する男性は、「占いの何が楽しいのかわからない」という人のほうが大勢を占めているようです。この対照的な差は、どこから生まれているのでしょうか。

これはひとつの説なのですが、女性が占いを信じるのは、女性には月経があるからだ、という話があります。

月経とは、本来は月の満ち欠けに連動しているものです。「メンス」という月経を意味する言葉も、その語源はギリシャ語で月を意味するMenos(メノス)に由来していますし、日本でも昔から月経のことを「月のもの」と呼んでいました。古来より人々が、月経と月の満ち欠けに密接な関係があったことを経験的に知っていたために、こうした名がついているのです。

月という存在は、地球上のすべての生物にとって生のシンボルだということができます。満月の夜に産卵をする生物は数多く存在していますし、植物の成長と月にも深い関係があるといわれています。そもそも生物は、月が存在していなければ、誕生することも進化することもできなかっただろうという見解は、多くの科学者が述べるところです。だからこそ、野生の生物たちは、月という天体の運行をたよりに、命を育んでいるわけですね。

人間の場合も、満月か新月の日に出産が集中することはよく知られています。月の満ち欠けと連動した月経というシステムを内包しているからこそ、月の運行と出産のタイミングが一致する傾向にあるのではないでしょうか。女性は、生命の営みと天体の運行につながりがあるということを、理屈ではなく感覚で知っているのかもしれません。だからこそ星占いを信じたり、“運命” や“宿命”という考え方に納得できたりするのではないでしょうか。

占いとは、女性だからこそ楽しめるものなのかもしれませんね。
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2008年02月01日

赤いインテリアでアンチエイジング!?

以前、このコラムで“物理的な時間”と“心理的な時間”について触れたことがありました。“物理的な時間”とは時計が指し示す実際の時間であり、 “心理的な時間”はその人が感じる感覚的な時間。加齢などによって体の代謝が低下するほど、“心理的な時間”はゆっくりと流れるため、“物理的な時間”が早く過ぎてしまうように感じてしまう・・・そんなお話でした。つまり年を取ると、12時から雑誌を読みはじめて、1時間ぐらい経ったころかなと時計を見たら、実際には2時を過ぎていた・・・なんてことも起こりがちなのです。

“心理的な時間”は1時間経過と感じるのに対して“物理的な時間”は2時間経過していた、というこの現象は、突き詰めれば“1時間を無駄にロスしてしまった”状態だといえます。さらにいえば、“1時間余計に老けてしまった”ということにも。じつはこの“心理的な時間”の遅れによる時間のロスは、“心の老化”につながり、それが見た目の老化にも表れてしまう傾向があるのだそうです。しかしこれは、“心理的な時間”の遅れを防ぐことはアンチエイジングになる、といい換えることもできるのではないでしょうか。

そこで、“心理的な時間”の遅れを防ぐ方法をご紹介してみましょう。ひとつは、インテリアに赤いものを多く取り入れるという方法。赤という色には、見ている者の体温を上昇させたり、呼吸や脈拍を速めたりする作用があります。つまり、交感神経を刺激してエネルギー代謝を高める色なのです。この色に囲まれた部屋にいると、エネルギー代謝が高まり、空腹や疲労が早く訪れるため“心理的な時間”が早く流れて“物理的な時間”が長く感じられるようになるのだそうです。カーテンやじゅうたんなどのファブリックを赤いものに変えてみてはいかがですか?

もうひとつ、“心理的な時間”の遅れを防ぐ方法が、趣味や勉強などに“集中する”、ということ。何かに好奇心を抱いて夢中になっていると、充実した時間の経過を感じることができるものです。たとえば同じ1時間でも、テレビを見ているだけの1時間はあっという間。しかし、何か物を夢中で作っているときの1時間は充実しているものですよね。つまり、編み物などに夢中になっていると、2時間経ったかなと時計を見たらみたらまだ1時間しか経っていなかった! 1時間若くなった!・・・ということにもなる可能性があるわけです。事実、趣味などに夢中になっている人は、見た目が若々しいということが多いものです。老化予防にサプリメントを摂るのもいいですが、こうした“心理的な時間”のアンチエイジングも試してみませんか?
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2008年01月24日

光の心理学を活かしたインテリア

地球上に棲むすべての生物にとって、生命力の源となるのは太陽です。そして私たち人間は、大地を温め、作物を育む太陽の光に、古くから安心感や期待感を見出していました。そのため人間の本能には、光の差す方に進もうとする「向日性」というものがあるのだそうです。反対に、明るい場所から暗い場所を見ると本能的に不安や危険を覚えてしまうため、そこへは進みたくないと判断してしまうともいわれています。この光に対する心理効果を活かして、家の玄関から居間までの照明演出を考えてみましょう。

まず、玄関はほどほどの明るさに照らします。そこから廊下に進むにつれて、照明の照度を徐々に高めて行きましょう。そして居間の入り口が視界に入ってくると、そこから暖かな光があふれ出しているかのように照明を設置するのです。こうすると、無意識のうちに居間にたどり着くのが楽しみにもなるし、来客者には「どんな空間が広がっているのだろう」と期待させることができると思いませんか?

また、光の心理学を活用するうえで、照明の設置位置も重要なポイントになります。
たとえば低い位置に設置された照明は、本能的に“沈む夕日”を連想させるもの。そのため、夕暮れ時のゆったりとした心理状態を導く効果があるのです。寝室などといったくつろぎを求める空間は、照明の位置を低くし、明るさも夕暮れ時のように控えめにしておくといいのではないでしょうか。

これとは反対に、頭上に設置された照明は日中の太陽をイメージさせるため、心身を活動的な状態にする作用があります。仕事や勉強をする部屋などは、高い位置から青白い光を照らすと効果的ですね。

そして、これらの中間ともいえる、視線の位置よりすこし低めの位置にある照明は、対話を導く効果があるといわれています。家族が集い、団らんをするリビングの照明には、少しだけ低い位置に照明を置いておくといいかもしれません。

このように、光の心理学をもとに空間別の照明演出をしてみると、室内にメリハリが生まれ、生活もさらにイキイキとしたものになるはずです。ぜひ試してみてください。
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2008年01月17日

心理学で考えるオフィスの空間アレンジ

正月ボケもだんだんと抜けてくる今日このごろ。2008年のワーキングライフもいよいよ本格始動、といったところでしょうか?

オフィスのように、ひとつの場所に長時間い続けるような場合、その空間の造りやレイアウトなどが心理面に大きな影響を与えるものです。たとえば、天井の高い部屋は重心が高く、重力が軽くなるような心理作用をもたらすため、そうしたオフィス空間では意見が気軽にどんどん出てくるような効果が期待できます。反対に天井の低い部屋は、重心が低く、よくも悪くもプレッシャーを感じるため、そうしたオフィス空間では作業への集中力を高めることができると考えられるのです。

重心の高さや低さは、レイアウトされている家具の色や材質などによっても左右されます。重心を高くして開放的な空間を作りたいときは、家具は明るい色で軽い素材のものを選ぶのがコツ。重心を低くして集中できるスペースを作りたいときは、色や素材が重厚で、どっしりとした形の背の低い家具を選ぶといいでしょう。

また、会議室におすすめしたいのは丸テーブルです。丸テーブルを囲むように座ると、それぞれの意識が円の中心に向かっていくため、集中力と一体感が生まれやすいと考えられているのです。さらに丸テーブルの場合、四角いテーブルのように真向かいに相手が対面しているといった状況を生みにくく、親近感がわきやすいといった効果も期待できます。こうした丸テーブルの心理的作用は、交渉を成立させたいときにも大いに役立ちますよ。

パソコンの作業などが多いオフィスには、レモンのアロマをたいてみてください。ある実験によると、レモンのアロマをたいた空間ではパソコンの入力ミス率が約半分にまで下がったことがわかっています。アロマテラピーの世界では、レモンの香りには心を冷静にさせ、頭をスッキリと明晰にしてくれる作用があるとされているので、この効果がビジネスにおいても期待できるようですね。レモンのアロマは一般的に好まれやすい香りなので、ほのかに香る程度にたいておけば、邪魔にならないでしょう。

いかがですか? 新たな1年のビジネスがよりいいものとなるよう、この機会に心理学を生かしたオフィス改造を試してみてください。
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2008年01月10日

愛情に生まれる温度差のナゾ

 「私はこんなにあの人を必要としているのに、あの人はなぜあまり会ってくれないの?」
遠距離恋愛でも僕は彼女を信頼しているのに、彼女は不安がって仕方がない」

恋人同士でも夫婦間でも、こうした“愛情の温度差”を感じることがあるものですよね。なぜ男女の愛には、温度差が生まれるのでしょう。このナゾを説くヒントとなるのが、「愛の3要素」という理論です。

「愛の3要素」とは、人間の愛情には「親密性」「情熱」「結びつき」という3つの要素あり、この3要素の占める割合によって愛情の形が変わってくる、という理論です。たとえば「親密性」という要素は、親しさの度合いを指すもので、精神的な距離の近さともいえるのですが、これは一般的に時間の経過につれて徐々に高まっていくものだとされています。

「情熱」は相手に対する興奮度のことで、ここには性的欲求度も含まれます。「情熱」の要素が強ければ強いほど、相手に夢中になっている“虜”の状態。恋愛の初期にグッと盛り上がる傾向があります。「結びつき」とは、いかに強くつながり合っているかを表す要素。恋愛の初期はあまり強くないとされていますが、一定の時間を経過すると一気に強まってくるといわれています。

この3要素のバランスを時間で追っていくと、愛情に温度差が生まれる理由がよく理解できるようになります。恋愛が始まった最初のころは、愛情の3要素のうち「情熱」が圧倒的に強く、「親密性」や「結びつき」はきわめて弱い状態であることがほとんど。この状態だと、とにかく相手を求め合おうとするわけです。しかしある程度の年月が経つと、「情熱」は一気に弱まり、入れ替わるように「結びつき」が高まっていきます。こうなると、“求め合う”という愛の形から、“価値観が似ている”“大切だと考えているものが一緒”といったお互いの共通項を見出し、そこに“心のつながり”を感じるようになるのです。さらに年月が経つと、その「結びつき」を追い越すように「親密性」が強くなっていきます。こうなるとお互いに対して、肉親にも似たような存在感を感じるように。

しかし、「親密性」「情熱」「結びつき」のどれかひとつに固執してしまうと、愛情に対する飢餓感を感じてしまい、温度差が生まれてしまうのです。たとえば、恋愛の初期のうちから精神的なつながりを求めたり、年月を経てもなお相手に「情熱」を求めたり・・・。愛情とは、時間とともに形を変えていくもの。2人の歴史に応じたふさわしい形があるものだと、心得ておきたいですね。
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2008年01月03日

好きな相手には尽くす? 尽くされたい?

「相手に尽くすタイプ? 尽くされたいタイプ?」
恋愛の話をしていると、決まって出る話題だといってもいいでしょう。女性の場合、「好きな相手には尽くしたい」という人が少なくないかもしれませんが、この心理はどこから生まれてくるものなのでしょうか。
“相手に尽くす”という行為には、好きな人に対する献身性を示すものであるのと同時に、尽くすことによって相手からも好かれたいという見返りを期待するものでもあります。だから“相手に尽くす”という行為は、その相手に好かれたいという気持ちから生まれるものだと考えがちなのですが、心理学では、“相手に尽くす”ことでその人を好きだという気持ちが生まれるのだ、と考えられているのです。

ある心理学者が、質問に正解するとお金がもらえるという実験に多くの被験者を参加させました。実験者は終始しかめっ面をしていて、好感のもてない表情をしています。実験が終わり、被験者がお金を持って帰ろうとすると、その実験者が「研究費が底をついているので、できればお金を返してほしい」と頼みます。すると、ほとんどの被験者は実験者に返金したのだそうです。一方、返金を頼まずにそのまま帰らせた被験者もいました。

そののち、頼まれて返金をした被験者グループと、返金を頼まれずにお金を持ち帰った被験者グループのそれぞれに、実験者に対する好感度を調べました。すると、返金しなかった被験者からは実験者が好かれていなかったのに対し、返金をした被験者からは好感を持たれている傾向が見られたのです。つまり、研究費のない実験者を助けたという援助行為によって、しかめっ面の相手を少し“好き”になったということ。この結果は、「嫌いな人は援助しないもの」という常識的な概念が逆転して、「援助した人は嫌いではない」という心理を生み出したことを示しているのです。いい換えれば、尽くせば尽くすほど、その相手が好きになるという心理メカニズムがあるということなのです。

意中の相手を振り向かせたいなら、何かを援助したりして尽くすのではなく、頼みごとをして尽くさせる。それが効果的な方法かもしれませんね。
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2007年12月27日

第一印象のメカニズム

「人は見かけじゃわからない」といいますが、果たしてそうでしょうか?やはり、第一印象で受けたイメージはおおよそあたってしまうものではないでしょうか。人は第一印象で決まる、といえるような気がします。しかし、じつは第一印象があたるのには、ちょっとしたワケがあるんです。

心理学の言葉に「予測の自己実現」というものがあります。これは、初対面の相手に対して何かしらのイメージを抱いたら、そのイメージにあてはまるよう無意識のうちに相手を誘導してしまう心理メカニズム。第一印象で受けたイメージは、この「予測の自己実現」のからくりによって、さもあたったかのように感じられるのだというのです。

たとえばAさんが初めてBさんに会ったとき、Bさんに対して「優しそうな人だな」という第一印象を持ったとします。するとAさんは「自分もBさんに優しく接しよう」と無意識のうちに考え、行動していきます。となると、今度はBさんがAさんのことを「優しい人だ」と思うようになり、「優しいAさんに自分も優しく接しよう」と思ってしまうんですね。結果、AさんがBさんに対して抱いた第一印象は、見事あたったかのような格好になるわけです。しかし実際は、AさんがBさんを“優しい人のイメージ”に導いたといえるでしょう。

なんだ、第一印象ってあてにならないな・・・というのがここでお話したいことではありません。つまり、相手に対する第一印象をつねにポジティブなイメージで抱けるよう意識すれば、“イヤな人”にはなかなかめぐり合わずにすむ、というのがポイントなのです。本当はちょっと意地悪な性格の人であっても、「予測の自己実現」のからくりによって誘導をかければ、あなたにだけは“いい人”でいてくれるかもしれません。初対面の人と会うときは、ぜひ、その人のポジティブな面を注視して、いい第一印象を持つように心がけてみてください。
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2007年12月20日

ほんとうの自分を映し出す鏡

みなさんは1日に、何回鏡をのぞきますか?顔色を確認したり、体のお手入れをしたり、ファッションをコーディネートしたり・・・私たちは鏡を通して自分自身をチェックしています。ときには人知れず笑顔を作ってみたり、モデルばりのポーズを決めてみたり。

ある心理学者の実験によると、目の前に鏡がある場合、そこに映った自分を見ることで「私的自己意識」が高まるのだそうです。「私的自己意識」とは、自分の心の内側にある欲求や思考のこと。自分本来の砂音意識、といってもいいでしょう。この「私的自己意識」が高まると、人は自己の信念を強く自覚し、貫こうとする傾向があるのだといいます。

一方、目の前に他者の視線があるとき、人は自己の信念を忘れやすく、他者からの期待に応えようと行動する傾向があるのだそうです。なぜならそれは、他者の視線を感じることによって「公的自己意識」が高まるため。「公的自己意識」とは、自分が周囲からどのように見られているのか、どのように評価されているのかという意識のこと。「公的自己意識」が高まると、世間体や周囲の意見ばかりが気になり出し、素直な自分の気持ちを見失いがちになってしまいます。それが度を越せば、“我を忘れた状態”に陥ってしまうのかもしれません。

「外見的なことばかりで鏡を見ないで、自分と対決するために鏡を見る。これがほんとうの鏡の見方だ」とは、芸術家・岡本太郎の言葉。鏡を通して本当の自分を貫くことこそが、その人の本当の魅力につながるということなのでしょうね。常軌を逸するほどに怒りに震えたとき、やることが多すぎて自分のことが後回しになりがちなとき・・・そんなときこそ、素直なありのままの自分を取り戻すために鏡をのぞいてみてはいかがでしょうか?
posted by 勇気 at 19:54| 愛知 霧| Comment(0) | TrackBack(0) | 最新ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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